祇園祭というと宵山や山鉾巡行のイメージが強いかと思います。
八坂神社の神事である神輿関係の行事を追いかけるのも楽しいものです。
7月10日の神輿洗式を追いかけてみました。
まずは神輿が通る前に道を清めるために松明が通ります。
この行列が四条大橋まで進み、折り返し、八坂神社まで戻ります。
戻りに松明の燃えたあとの炭が道路に落ちます。
その炭をいただくと厄除けになるので、案内人はすかさず拾いました。
時をしばらくして、八坂神社から宮本組の提灯を掲げた行列がやってきました。
宮本組というのは、八坂神社の神事を支える組織、清々講社(せいせいこうしゃ)の中の氏子学区の中心の弥栄学区で神事運営の中心を司っています。
次に松明と四若という提灯が見えてきました。
四若というのは3基ある神輿のうちの一つ中御座の神輿を担ぐ四若神輿会です。
この日の神輿洗式には代表して中御座の神輿が。
四条大橋で朝から汲み置きされた水で清められます。
今年は日曜日にあたり、歩道で立ち止まることができずに、その様子を写真におさめることができませんでした。
無事に神輿洗式が終わり、八坂神社への松明、神輿が戻っていきました。
四条大橋、神輿洗のあとの静けさを感じ、帰途につきました。
祇園祭、京都で暮らしていても、この時期になるとそわそわします。
毎日、祭りが私を呼んでいる気になるのです。
みなさまとこの雰囲気を共有できると嬉しいです。