京都癒しの旅の案内人 安藤加恵です。
先日、12月9日の坂井画伯とめぐる世界遺産、比叡山延暦寺と三井寺塔頭で画伯の襖絵を拝見する旅のレポートです。
それはそれは思い出に残る 大変奥深い、また参加者の皆さんに会いたいと思う素敵な旅になりました。
京都駅で待ち合わせて、小型バスで比叡山へ
車中で坂井画伯のおもしろい延暦寺の説明、お話上手でいらっしゃるので、笑いあり ナルホド納得と思える話が盛りだくさん。
比叡山を登っていくと、そこは銀世界。
根本中堂をはじめ重要な堂塔が集まっている東塔へ
凍りそうでした。
ピーンと冷えた空気が心身共に引き締まり、修行場と感じるのに相応しい雰囲気でした。
根本中堂から文殊堂への階段。
ここ登るんですか〜?なんて声もちらほら。
みなさん頑張って登られました。
根本中堂の薬師如来の前に座った時の気持ち、うまく伝えられませんが、上を見上げるではなく、同じ目線、目の前に祀られてるのは素晴らしかったです。
不滅の法灯。1200年の時を超えて輝き続けています。すごいです。
釈迦堂のある西塔へ
本尊が33年ぶりに御開帳。
そして比叡山最古の建造物の内部が今初めて開かれる。
今後、また公開される予定もなく、最初で最後かもしれない内陣へ。
素晴らしかったです。
厳かな雰囲気でした。
私が思ったこと
坂井画伯と癒しの旅にご参加くださったお客様とご一緒させてもらったからこそ、とても素晴らしい旅になったということ。
とても雰囲気が和やかで、終始穏やかな時間が流れていました。
感謝の一言につきます。
昼食は小川治兵衛の庭園がある魚忠さんへ
比叡山を下山。
途中、御所を上から眺めるなんて初めてですと喜びの声が
↑京都側 ↓滋賀側
車窓も楽しんだ後は、お待ちかねのランチ
滋賀の名産品をふんだんに使われた彩り豊かなお料理。
話も弾み、楽しい時間。
地元のお雑煮の話などで盛り上がりました。
三井寺へ
午後からは、坂井画伯のご友人でもある法明院のご住職が三井寺を特別に案内してくださいました。
ご住職のお話がこれまた面白くて、三井寺を知り尽くされているからこそのお話、ぐいぐい惹きつけられました。
近江八景「三井の晩鐘」でしられる梵鐘。
日本三大名鐘として「声の三井寺」と称されるほど、荘厳な音色は有名。
坂井画伯、みんなを代表して、鐘を撞かれました。
ゴ〜〜ン♪ 素晴らしい音色でした。
次にプロである御住職が鐘を撞かれると、
ゴォ〜〜ングォ〜〜ンォ〜〜ン ォ〜ン♪
体中が震えるくらい綺麗な音色が響きわたりました。
素人では出せない音色でした。
これも癒しの旅だからこそ♫
触ることが出来る重要文化財
弁慶の引き摺り鐘。
見所たくさんの三井寺を後に、坂井画伯の襖絵を拝見しに法明院へ
フェノロサが滞在していて、日本の美術を守ってくれました。
大森捜雲、円山応挙、池大雅等の襖絵が多く残されている中に、我らの坂井画伯の襖絵。
素晴らしかったです。 坂井画伯の襖絵、完成までに10年かかられたそうです。
日本画の奥深さを語ってくださり、心静かに鑑賞させてもらえました。
本当にプレミアムな旅でした。
あっという間の一日。
最後は綺麗な夕陽が名残惜しそうに京都へと導いてくれているようでした。
京都癒しの旅では、ごく少人数でご案内しておりますが、今回は小型バスでゆったりと和気藹々の旅になりました。
坂井画伯とめぐる世界遺産シリーズ、次回は春に仁和寺、龍安寺を予定しております。