貴船神社の桃花神事と湯豆腐、桝形商店街とあんみつの旅
京都癒しの旅、実はマンツーマンのリクエストが一番多いのです。
お客様と案内人、女性同士でゆっくり話すのも楽しみにしてくださいます。
京都駅で待ち合わせて、貴船神社へ向かいました。
普段からお朔日参りもされているそうで、この日の神事をとても楽しみにしてくださっていたそうです。
貴船神社は五節句を祝う発祥の地、三月三日の桃の節句は女性にとって特別な日
桃花神事に参列できるのは先着30名だけ。
毎回、ドキドキしながら向かいのですが、この日もその願いが叶うことになりました。
ふたりで「本当に良かったですね」と言いながら「まずはお参りを」
写真でわかるでしょうか?
これから神事が始まるので、鈴が上に片付けてあります。
神事の間に鳴らさないようにしてあるようです。
桃花神事、なんと最前列で参列することが叶いました。
桃の花と辛夷の花。
こちらで手を清めて、殿内へ。
桃花神事が始まります。
スマホは電源オフ、写真もNG。
粛々と執り行われる神事、御扉の開けられる音、浅沓(あさぐつ)の輝きなど
それはそれは体感しないと感じられないことばかりです。
神事の最後に宮司さんから桃花神事の説明がありました。
桃の花は鬼を祓い、辛夷の花は田打を始める時期に咲くとのことです。
花に季節の神様が宿ると言われ、そのお力を分けていただきたいと願うのが五節供神事だそうです。
本当にありがたい時間でした。
直会(なおらい)では内陣に供えて下げられた草もちを神職様と一緒にいただきました。
こちらは神事が終わってから撮影許可をいただいた特別神饌。
内陣に供えらたものと同じ形の見本です。
草餅を神職さまと一緒にいただきました。その時の気持ち、なんと表現したらよいのでしょうか?
ただただ、ありがたい。この場にいることがありがたいと感じました。
今は神社では素材そのままを供えるという決まりがあるそうですが、こちらの神事の時には調理したものを内陣にお供えできるそうです。それが特別神饌。
私たちの目の前に飾られていたのが、立ち雛でした。
貴船神社について約2時間、そのうち神事が1時間、暖かい日ではありましたら、身体も冷えてきました。
湯豆腐が楽しみです。
こちらの階段から降りて、お店へと向かいました。
ランチは食を楽しむとともに話に花を咲かせる時間でもありますね。
この日のお客様は以前からブログをお読みくださっていた方で、同年代ということもあり、京都駅でお会いした時から、話が弾んでいましたが、神事ということもあり、沈黙の1時間が過ぎ、美味しいものを前に堰を切ったようにおしゃべりタイムに突入。
人のご縁の不思議さについて、年を重ねた私たちならでは、本当にありがたいですね〜と。
お客様が興味のあることをネットで調べていて、信頼できる方と出逢った→その方のブログで京都癒しの旅が紹介されていた→ブログを読んでくださった→いつか参加したいと→こうして、この日ご一緒することができました。
いろいろな話をしました、お互いに。
京都癒しの旅はセラピーみたいとよく言われます。旅の中で話されたプライベートなことは他言しませんので、ご安心くださいませ。
お客様の同意が得られ、人を勇気付けられることや嬉しかったことなどは共有させていただきます。
食事は和室で外の景色を楽しみながら、ゆっくりと。
冷えた身体に湯豆腐はいいですねー
話はつきませんが、そろそろ腰をあげて、奥宮と結社へ向かいましょう。
ごちそうさまでした。
貴船神社、奥宮から結社へ。
貴船神社は本宮にて神事に参列、奥宮、結社(ゆいのやしろ)の順番でお参りします。
右に貴船川、左の山の斜面は杉木立ち。
一つの根っこから二本の木が大きく育っていたり、違う木が同じところから生えていたり、それも何百年もの樹齢です。
相生の杉、連理の杉というのがあり、どちらも和合やご縁をつなぐと言われます。
奥宮はもと本宮があったとされる場所で、自然豊かな場所。
お参りの後、結社に向かいました。
貴船神社・本宮と奥宮は水の神様ですが、こちらの結社は縁結びの神様です。
男女だけではなく人のご縁、仕事のご縁など、あらゆるご縁を結んでくださいますように。
貴船神社を後に、エイデン(叡山電車)に揺られ、出町柳へと向かいました。
最後に出町桝形商店街とあんみつ。
電車に揺られること30分。鴨川が賀茂川と高野川に分かれる出町柳に到着。
川をふたつ渡るとすぐに弁財天妙音堂様。もちろん、私たちはお参りしました。
河原町通を西に渡ると出町ふたばさん。そう、豆餅で有名なお店です。
お客様と案内人、ふたりとも迷わず買います。
それから、出町桝形商店街へ。
このローカルな商店街、なかなか味があって良いのです。
鯖寿司の美味しいお店、びっくりするほど安い果物屋さん、そして、並ばずに買える阿闍梨餅の出店。
お客様、やっぱり、お土産にと阿闍梨餅をゲット!いつもはデパ地下でずいぶん並んでお買い求めされていたんですって。
そして、案内人イチオシのお漬物屋さんへ。
もちろん、お買い物。
最後に今日の出逢いと旅を振り返る場所、あんみつ屋さん。
みつばちさんは厳選された素材で提供されているので、本当に安心安全で身体が喜ぶのです。
この杏、本当に美味しいこと。
「あっという間の1日でした。もう夕方なんて!」という嬉しいお言葉をいただき、案内人も感激です。
御所の横をゆっくり歩いて、地下鉄の駅へ、そして、京都駅にて終了。
早朝からお家を出て京都へお越しくださいました。
本当にありがとうございました。
京都癒しの旅、春の1日でした。