朝晩は秋を感じる季節になってきました。
みなさんのところでも季節は進んでいるでしょうか?
先日、お客様と美山に出掛けてきました。
美山は京都市より55キロほど北にある南丹市に位置する自然豊かな地区です。
お客様の今回の旅の目的は写真を撮ること。
天気予報は雨の予報でしたが…。
日差しがあり良い感じ。
いきなりですが、道の駅にて美山牛乳のソフトクリームをいただきます。
素朴で濃厚で美味しいこと。
美山といえば、かやぶきです。
美山かやぶき美術館へ。
土間から靴を脱いで一階の部屋に。
パッチワークや染物がこのかやぶきの家の和室にマッチしています。
こんな部屋でごろんと横になって好きな本でも読む、そんな贅沢な時間を想像してしまう素敵な空間。
二階に上がるとこんな感じです。
意外と広いです。
美山かやぶき美術館、少し離れてみます。
青空に溶け込んで美しいです。
お昼ご飯は川の見える古民家レストランにて。
ゆっくりと綺麗な景色を見ながら、ふたりが横並びに座っていただきます。
夏の名残を感じるそうめんをはじめ、かぼちゃの炊いたん、このかぼちゃはヘチマのように長細〜い形をしているものなんです。
このかぼちゃ、私たち、初めてでしたが美味しかったです。
水菜の炊いたんやお豆腐、黒枝豆も〜
そして、鮎。
お尻に根が生えそうになりながらも次に向かいます。
手作りガラスのお店へ。
このお店の入り口でなにやら動くものが。
都会で暮らすものは一瞬足が止まり声がでますが、お店に入ると
「トカゲがお出迎えしましたか〜」とおっしゃっていました。
案内人は何度か訪れたことがあるのですが、本当に素敵なお店で手作りのあったかいガラスを見えていたら飽きることがありません。
お客様は目的の写真を撮られながらも、連れて帰りたいものが見つかったようです。
台所に飾ろうかと思ってとおっしゃってました。
一輪の小さな花とガラスの花器が台所にあると和みますね。
お店の方と美山のことなど話していたら、バケツをひっくり返したような雨が。
「この辺りはよくこのような雨が降りますが、今日は台風もきているようなのでこのまま降り続けるかもしれません」と。
美山の暮らしのことなどお聞きしていると楽しくて、あっという間に時間が経ち、外をみると雨が止んでいました。
かやぶきの里と言われるところ、集落全体でかやぶきの家を守っていかれています。
茅を育て、茅をふく、それも含めて。
秋は稲穂が実り、より一層、自然の織りなす景色が美しいです。
お客様、カメラを構えておられます。
手前のが蕎麦ですね。
集落の中へ入っていきましょう。
この赤いポストが目印になりますね。
ガイドブックなどでよく見られる風景です。
お客様のカメラの先には雨に濡れた千日紅(せんにちこう)。
夏から秋にかけての花で、花言葉は「色あせぬ愛」「不朽」ですって。
右手にある木でできた小さな小屋のようなもの、何だと思われますか?
防火用の放水銃です。
集落のいたるところにあります。
かやぶきの民家を守るためですね。
ちいさな藍美術館に。
藍染め作家の新道弘之さんが私設美術館として開館された美術館で、かやぶきの家が美術館になっています。
藍染をされるかめなどを見学することもできますし、2階には国内外から集められた藍染めが展示されています。
一階の受付にいらっしゃったのは奥様でしょうか。
美山での暮らしのこと、ものを大切にすることなど、いろいろとお話をしてくださいました。
私たちだけでしたので、ゆっくりさせていただけましたし、生きること、自然を大切にすることなどを考える、心にしみる時間でした。
美山は何度訪れても良いところです。
自然も人も食も素晴らしいです。
都会の喧騒で疲れたココロに静かに寄り添ってくれる場所です。
ご参加くださったT様、ありがとうございました。
みなさまも京都美山でほっこりされませんか?