京都で年越しの旅【6日目】です。
【1日目】終い天神と顔見世
【2日目】漆軒と印象、聞香体験、京のおばんざい
【3日目】青蓮院、いもぼう、知恩院除夜の鐘の試し撞き、空也踊躍念仏、田舎のフレンチ
【4日目】雪の上賀茂神社と満寿形屋さんの鯖寿司ときつねうどん
【5日目】下鴨神社、みたらし団子、疎水散歩とおでんの会
のつづきです。
石塀小路にあるお宿にお迎えに行ったところ、早朝から高台寺まで行かれたとのこと。
名残の紅葉を見て一首詠みましたとおっしゃっていました。
なんと多才なお客様。
この日のスタートは八坂神社から
バス停へ向かう道ということと、お宿からですと八坂さんの正門からお参りできるので年末に是非と。
八坂さんの正門、あの石段のあるところではなくて、大きな石の鳥居がある南側なのです。
お正月準備が整っていました。人も比較的少なく、清々しい空気の中、お参りできました。
バスに揺られて
祇園からバスに乗って、今宮神社へと向かいます。
バスは座れると意外と楽しいのです。車窓の景色を見ながら好きにお話できるので。
年越しの旅はほとんどお任せだったのですが、募集記事だったか昨年の年末詣の記事をご覧くださって、何末詣は今宮神社に行きたいわとのことでご一緒させていただきました。
【レポート】マンツーマンの年末詣、今宮神社と甘いものと鯖寿司で締めました
いつもお世話になっている神職の方に『神恩感謝』のご祈祷をしていただきました。
ご祈祷の後でお聞きしたのですが、楼門の横と拝殿の両サイドの絵馬はこの女性の神職さんが描かれたとのこと。
今宮さんに温かみを感じるのはそういうこともあるのかもしれません。
摂社、末社にもお参りして、年末詣も無事終了。
毎年、12月後半はあぶり餅のお店はお休みされているので、この日はなし。
身体がよろこぶランチ
大徳寺を抜けることにします。
ただいま、修復中の高桐院前。
ランチは大徳寺の前のお店へ。
野菜がたっぷりは本当にありがたいのです。
身体が喜ぶのがわかるから。
デザートには大徳寺納豆が入っているものばかりで、お客様、感激されて、お土産にもお買い物されました。
源光庵
今回の旅で、門松の写真をたくさんお撮りになっていました。
「素敵ね、素敵ね」とおっしゃって。
この後、さて、どこに行こうかしら。
いくつかの候補からお客様が選ばれたのは源光庵。
御朱印を頼まれて、ご住職とお話している間に雪がしんしんと降ってきました。
小降りになったので失礼することにして、雪が写るといいのにといいながら、一枚。
次に向かうのは三条会商店街、またバスの中で地元の方とのお話が進みます。
「京都の方って、みなさん、気さくに話しかけてくださって楽しいわ」とおっしゃるのですが、それはお客様が素敵な人を引き寄せられるからです。
ランディー先生の除夜釜
この日、楽しみにしていたのはランディー先生の除夜釜でした。
こちらの置物「一富士、二鷹、三茄子かしら」と。
一階でお蕎麦をいただき、お菓子をいただきます。
二階に上がり、ランディー先生がお茶を点ててくださいます。
なんと、お茶碗は好きなものを選ばせてくださいます。
拝見で回ってきたお茶碗を見て、目をぱちくり、粗相がないようにとどきどき。
下が綺麗な青色のお茶碗、裏を見ると『ロ』の字が。
北大路魯山人のものでした。
お棗、お茶杓。
本来、写真はNGのお茶会ですが、「写真はすべてOKですが、動画はNGです」と最初に説明があり、許可をいただいております。
立礼(りゅうれい)席でアットホームな除夜釜でした。
清水焼の伊藤南山先生とも再会できて、嬉しい夜でした。
ランディー先生のらん布袋・京都和カフェ前で。
最後にもう少し
もう少し、何か食べましょうということになり、商店街の食堂で餃子と小松菜のにんにく炒めを。
また、祇園までバスに乗って帰りました。
お宿はすっかりお正月飾りができていました。
お疲れさまでした。
7日目につづく。